立憲民主党 前衆議院議員 神谷裕 公式サイト

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お知らせ/活動報告

7/27 会合があり、札幌までJRで向かいました。

昨年、一昨年はコロナもあって乗客はまばら。時には、一両に2人だけという時もありました。そこからみれば、大分乗客も戻ってきたという印象です。コロナ前は、岩見沢→札幌間の特急は座れないこともしばしば。それでも、JR北海道の経営は厳しかったことを思えば、今の乗客の状況で経営を維持していくのも大変な事と思います。

現在、全国の地方路線をどうしていくのかという議論が進んでいます。コロナもあってJR各社の経営が苦しいと思います。しかし、民間であっても「公共交通」である重みもしっかり考えなければなりません。人が生きて生活していく時に、「移動」というものは、どうしてもついてまわるものです。

単純にビジネスに徹するのであれば、こういった不採算路線は経営判断の下に切られることになるかもしれませんが、事は「公共」交通です。「公共」と冠を持ち、国から何らかの支援をうけているとなれば単純に算盤だけで決めることにはならないと思います。

昨年、JR北海道の経営支援に、3年間1302億円が決定しています。大きなお金ではありますが、JR民営化直後より地方路線を維持するために予定されていた毎年の支援額と比べれば決して十分な額とはいえません。よく道路との予算額と比較もされますが、確かにそれに比べれば、鉄道に使える予算は極めて限られているというのも事実です。またコロナの結果、経営に大変な影響が出ているのも事実ですが、国がそれを支えるだけの手立てを講じているとも思えません。かつて、JR東の2代社長であった松田さんには、何度となく鉄路を切るのは最後だとお話いただきました。一度廃止されれば戻すことはほぼできません。地域に住まう皆さんのことを考え、公共の足という重大性を考え、どうやって支えていけるのか、今しっかりと考えていこうと思います。

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