2023年7月28日
7月9日、JR貨物労組北海道地方本部の定期大会に出席いたしました
JR貨物もこれからも安定的に経営を続けていけるように様々な模索や取り組みが続けられています。一方では2024年問題と言われるトラックドライバー不足の問題。或いは地球温暖化化対策としてのCO2削減など、鉄道貨物輸送の重要性は高まっているのは間違いありません。この国の物流の問題は根深いものがあります。
しかし地方の農産物を都会へというばかりでなく、東日本大震災の際には、ガソリンや燃料などが被災地に届かず危機的な状況になりました。大きく迂回しながらも鉄道貨物輸送が、被災地に運ぶことが出来た事が、被災者の命と生活を守る事につながった事をご記憶の方もいらっしゃると思います。この例を引かずとも、鉄道輸送がいかに国民生活の基本的な支えになっているかを理解する事が出来ると思います。
この国では、民間が主体のトラック輸送に過度に依存し、これまで国が運営し、民営化したものの公共セクター色の強い鉄道貨物輸送を軽視してきたではないか。民営化すればバラ色の未来が約束される的な考え方の下でのJR貨物の転換だったのではないか等、考えたくもなりますが、先ずはJR貨物の未来を見通せる経営のために、声を挙げていきたいと思います。