2023年8月10日
7月29日、林野労組の皆さんの第19回定期大会が開催されました
森林労連の皆さんと約100名の議員が参加する森林政策議員懇の事務局長として、議員懇を代表し、お祝いのご挨拶を申し上げてきました。我が国の森林管理は、人員不足など、多くの要因によって、中々予定通り進んでおりません。
今年の夏は「地球沸騰」と言われる暑い夏ですが、この対策のメインでもある、森林吸収源対策が進まなければ、国際約束を果たせないばかりでなく、異常気象という形で、大きなしっぺ返しを食う事にもなるでしょう。
森林管理の財源の一つとして。「森林環境譲与税」もスタートしておりますが、人口割で給付する部分もあって、森林の少ない横浜市に、最大の予算配分が行われる一方、山間の小規模自治体では、数百万程度の配分で、人件費一人分にもならず、数年分の予算を貯金して使っているとの話も聞いております。そもそも林野庁予算も十分な予算とも言えず、現場の「森林官」でさえ、定員割れの状況にあると聞いております。厳しい財政状況である事は承知しておりますが、未来を考えた森林予算は、せめて国際約束を全うできるような森林整備を行えるよう増額すべきだと思います。