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お知らせ/活動報告

6月16日、内閣不信任案の審議が行われ、否決されました

どうせ否決されるのだから「茶番だ」と言う声も聞きますが、内閣に対して「問題があるのであれば問題がある。」という意志を示す事。また、国会で問題が起こっている事を示す事は重要な事だと思います。

議会は最終的には多数決で決まります。ですから、選挙で構成が決まり、各会派の議席数が確定してしまえば、最終的に議決する事は多数派において容易に行う事が可能です。選挙の結果だけで全ての物事が決まる現実があるとしても、議論は不要という方はほとんどいないのではないかと思います。

同様に結果が分かっているから何もしないという事にはならないと思います。議論や審議を通じ、問題や課題がある時には、国民の皆さんにもお知らせし、可能であれば与党にも同意をいただいて法案の修正を行う。これが議会のプロセスです。

しかし残念ながら、ほとんどの法案は例え問題があるとしても修正は行われません。与党にとっては修正は好ましからざる行為であり、メンツがあるのも偽らざる事実だと思います。原案をそのまま決めることに固執し、審議は時間消化のプロセスと考えられている向きもあるように感じます。「〇時間、審議したのだから採決だ」という言葉の裏にはそういった考えが透けて見えます。

野党も問題の無い法案(ほとんどの法案がそうですが)は、2~3時間程度の審議で採決に同意しているのが実態です。大きな争点のある法案について、たとえ議席の数に開きがあったとしても、問題があるのであれば、その問題が解消されるように努めるべきであると思います。野党が取れる少ない手段の中で、とった手段が時に「茶番」等と揶揄されていますが、それでも少数者が声を挙げ、そういった行動により国民の皆さんに「なんだ?」と思ってもらえるのであれば、非常に有益な手段であると思います。

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