現在酪農家の皆さんの経営は大変に厳しい状況にあります。数年前、バター不足が問題になった事をご記憶の方もいらっしゃると思います。　そのような事もあって、政府は酪農家に対し、牛の増頭、増産を求めてきました。　しかし、増頭する一方で、えさとなる飼料については、中々草地の拡大も出来ず、外国からの輸入も増えています。　そこに今度のウクライナへのロシアの侵攻です。為替の問題もあり、飼料の値段は大幅に上がりました。　また一方で、生乳を絞る方は、コロナによる需要減もあり、在庫が増加したため、生産量を抑制する方向に動きました。

収入となる生乳をしぼる事も出来ず、支出はコスト増もあり大幅に増加している。結果としていま酪農家皆さんは、大変に厳しい状況に置かれています。緊急対策をこの集会では求めましたが、もはや対策では無く、恒久的な制度・政策が必要なのではないかとも思っています。