2023年3月10日
2月16日、立憲民主党農林水産部会の水産政策WT(ワーキングチーム)の会議に出席し、前事務局長として、この間の議論の経過について報告しました
我が国の水産を巡っては、様々な議論があります。また政府では、そういった文脈の中で「漁業法」の大改正をおこないました。
私は、この漁業法の改正は、日本の水産にそぐわないものと考えています。ヨーロッパのとある国で実施されている漁業管理をこの国に置き換えても対象魚種も違えば、漁法も違います。魚種が違えば資源量も違います。 おのずから管理の仕方も変わるはずです。
科学的な知見をもとに資源管理を行う事は重要です。 しかし、自然相手であることを忘れては目の前の現実との乖離に戸惑う事になります。その戸惑いは水産庁の皆さんが責任を負うわけではありません。
日々、魚を取って糧にしている漁業者の皆さんが困るわけです。 この国には、昔から伝統的な管理が行われ、これまでの「漁業法」の世界で生き残ってきました。 先般の改正はそういった日本の風土にあった漁業管理を変えるものでありました。
漁業管理のあり方についてもう一度考える必要があると思っています。