天気が心配されましたが、幸いにもぐずつくことなく、滝川の皆さんやご家族、関係者の皆さんが大勢お越しになる中で、盛会に式典等が実施がされました。滝川駐屯地は、地元の皆さんの熱望によって誕生した駐屯地です。また隊員の皆さんも地域に溶け込み、地元行事も縁の下の力持ちであったり、先導役であったりと交流の輪を広げてきました。まさに良き隣人と言ったところです。

挨拶では吉田元総理の言葉である「日陰者であっていただきたいというお話しをしました。暑い日も、厳しい冬も大変な訓練を積み重ね、いざと言うときの最後の砦であり、皆さんのお力が本当に必要な時は、災害や安全保障上の危機等、極めて厳しい状況に置かれている時です。錬成された技術・能力が使われない事を願いながら、日常から備えていただく事。大変なことだと思います。感謝の意を込めながら話させていただきました。

また、隊舎なども見学させていただきました。築67年、大切に使われていますが、さすがこういった環境から整えなければ若い皆さんが自衛官になろうと思わないのではないかとも思いました。自衛官の皆さんには休息も重要な任務であろうと思います。空調なども含め整備が必要なのではないかと考えています。予算も増えることになるのであれば、一番先に考えていただきたいと思っています。